二階の長い廊下。頭上に丸太の梁、突きあたりに天窓、素木の床板。
家

Ieになる前に、私たちはこの家に出会った。

1948年の主屋と1931年の離れ。そのあいだに庭。瓦屋根の木造二階建て。ふたつの古い井戸。古い階段で降りる、地下の一室。

この家はいま、読まれ、直され、ふたたび暮らしの場になろうとしています。私たちは「ここに何を置けるか」から始めませんでした。「何を残すべきか」から始めました。

[longer house story TO BE SUPPLIED by the project team]

年表

  1. 1931昭和6年

    離れが建つ。

  2. 1948年10月昭和23年

    主屋が建つ。

  3. 2026

    Ieが家の修復を始める。[month TO CONFIRM]

  4. 2027年春

    扉がひらく。

数字で見る家

登記記録にもとづく数値です。

敷地と建物の面積
敷地面積228.09㎡(約69.0坪)、116.72㎡と111.37㎡の二筆
延床面積337.20㎡(約102坪)— 1階 177.33㎡ / 2階 159.87㎡
主屋(1948年)208.30㎡ — 1階 113.38㎡ / 2階 94.92㎡
離れ(1931年)128.90㎡ — 1階 63.95㎡ / 2階 64.95㎡
構造木造二階建て、瓦屋根
間口7.7m、東側の幅員7.1mの公道に面する
地下一室、古い階段で降りる [dimensions TO CONFIRM]
井戸ふたつ

家の八つの章

01

見上げる

梁に梁が重なる。その上で、古い屋根の裏側が部屋にひらかれている。角材に製材された木もあれば、切り出された木の曲がりをそのまま残すものもある。

二階では、丸太の梁が廊下の端から端まで通り、突きあたりの天窓から昼の光が降りてくる。家の尺度は頭上で決まる。その下にあるもの——低い卓、座布団、ひとつの器——は、すべてそれに照らして測られる。

Reel 01 [link TO CONFIRM]

壁沿いに急な木の階段がのぼる畳の間。
02

中心にある庭

庭は主屋と離れのあいだにある。両側の部屋はみな庭のほうを向いている。ガラス越しに、柱のあいだから、畳の縁の先に。暗い部屋からは、庭は光の額縁として現れ、その中に石灯籠が立っている。

苔、石、水、そして一本の木。庭は、空を屋根とするひとつの部屋。開業に向けて、いま手入れを続けている。[planting plan TO CONFIRM]

Reel 02 [link TO CONFIRM]

中庭。一本の木、平たい石、その奥に二階建ての家。
黒い石のそばに広がる苔。
03

光はゆっくり入る

深い軒と小さな開口が、家の大半を陰のなかに置いている。光は低く、横から入ってくる。格子を抜けて障子に縞を落とし、土壁の肌理を見つけては、また離れていく。

朝はひとつの面を見つけ、午後はまた別の面を見つける。すべての暗がりを埋めたいとは思わない。影もまた、部屋の一部。

Reel 06 [link TO CONFIRM]

土壁と古い籐の椅子にかかる日差し。
04

家の下の水

雨。土。井戸。水。敷地にはふたつの古い井戸が残っている。ひとつは庭へ還る。もうひとつは茶へ——ろ過し、検査し、承認を得てから。汲む。淹れる。注ぐ。

伏見は、かつて「伏水」とも書かれた。

Reel 09 [link TO CONFIRM]

05

家の下

床の開口と、下へ続く古い階段。降りるにつれて、通りの音が遠のいていく。降りきったところに、地下の静かな一室がある。

そこは茶と香、音と静けさのために取っておく。ここでは、これ以上は書かない。告げるより、見つけてもらうほうがいい部屋もある。

Reel 03 [link TO CONFIRM]

06

木が覚えていること

いくつかの梁には、大工の墨書きが残り、いまも読める。名前、印、もしかすると日付。いま、読み解きと年代の確認を進めている。

それが終わるまで、誰がいつ書いたのかを推測することはしない。わかったときに、ここに記す。

[translation and dating TO CONFIRM]

Reel 04 [link TO CONFIRM]

[PHOTOGRAPH TO COME — the ink inscriptions, photographed as found. Never AI-generated or altered.]
07

小さなものが残る

漆喰の壁の三つの回転式スイッチ。庭をゆがめるゆらぎガラス。木の格子の窓。ここで人が暮らしていた。夜になると、この明かりを灯していた。

修復でまっさきに取り替えられるのは、たいていこうしたものだ。ここでは、残す。

Reel 05 [link TO CONFIRM]

古いゆらぎガラス越しにやわらぐ庭。
黒い板壁の中の、漆喰と木の格子の窓。
08

土と木

土壁と古い木。どちらにも、使われた跡と時間の跡が残る。その不完全さも記録の一部であり、私たちはそのまま残す。

何かを加えなければならないところでは、それが何であるかがわかるように加える。古いものと新しいものが、並んで読めるように。

Reel 07 [link TO CONFIRM]

漆喰の壁際の、使い込まれた木の腰掛けと金属の鉢。
枯れ草と籠で終わる暗い通路。

修復の記録

Ieは「ここに何を置けるか」から始めない。「何を残すべきか」から始める。

見つけたときの表の空間。コンクリートの床、蛍光灯、ガラスの向こうに通り。
通りに面した窓辺の古い木のカウンター。見つけたときのまま。
見つけたときの二階の部屋。板張りの壁、寄木の床、窓がひとつ。

見つけたときのまま、2026年。

工事の進行とともに書き足していく記録。
見つけたもの残したもの直したもの救えなかったもの加えたもの、その理由
[TO BE SUPPLIED][TO BE SUPPLIED][TO BE SUPPLIED][TO BE SUPPLIED][TO BE SUPPLIED]

場所とアクセス

Ie Fushimiは、伏見稲荷から数分、京都でもとりわけにぎやかな通りにあります。外には人の波、カメラ、神社。家の中では、違う歩調が求められます。

〒612-0889 京都府京都市伏見区深草直違橋11丁目130
11-chōme-130 Fukakusa Sujikaibashi, Fushimi-ku, Kyoto 612-0889, Japan

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出発地徒歩道順
JR稲荷駅(JR奈良線) [X min / X m] 徒歩ルート ↗
[landmark directions to be written after walking the route]
京阪 伏見稲荷駅(京阪本線) [X min / X m] 徒歩ルート ↗
[landmark directions to be written after walking the route]
伏見稲荷大社(楼門) [X min / X m] 徒歩ルート ↗
[landmark directions to be written after walking the route]

Googleの地図を読み込みます。

業者・施工関係の方へ

搬入と出入りは、家の東側、幅員7.1mの公道からお願いします。

現場の作業時間:[TO CONFIRM]
現場の連絡先:[TO CONFIRM]

この通りには人が暮らしています。音を控え、道をふさがず、家がそうするように、近所の方々に接してください。